中国の歩き方-中国旅行記
都江堰旅行記 part2
都江堰、青城山
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2012年4月 四川省:都江堰市
西南地域最大の都市成都の西北に位置し世界遺産二大観光地を抱え観光業も盛んである。
目的地:都江堰、青城山(2つとも世界遺産)
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青城山を観光し終わり次の目的地の都江堰へ行くべく路線バスに乗る。市中心まで戻りバスを乗り換えて都江堰へ着いた。 |
都江堰は岷江にある水利灌漑施設、なんと紀元前3世紀と言う古代に作られ今なお機能していると言うから驚きだ。 |
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すべて見て回りたい所だがもう山登りでへとへとだし帰りの最終バス何時なのか聞いて無かったので見所をチョイスする事にした。都江堰は主に3つの堰の魚嘴、飛沙堰、宝瓶口から成っているのでここと二王廟に絞って見学する。
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左側が宝瓶口。瓶の口のようにせまくなることからこの名がついたそうだ。内江の水は宝瓶口から、水量を調整しいくつかの農業用水路から平原へ流れていく。右側は玉塁山を切り開いた丘の部分で「離堆」と呼ばれる。離堆の上には伏龍観と言う建物がある |
次が飛沙堰。説明書きにはここには3つの作用があり。一つ目は渇水季節に堰に流す水を導き灌漑区の用水を保障する。二つ目は水の多い季節には水を排水し三つ目は土砂の排出すると書いてある。 |
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その後は魚嘴へ魚の口に似ているから名付けられたそうだ。ここは重要な箇所で岷江を内江と外江に分離する役割がある。外江は排水用、内江は灌漑用に引水して水量比率も適切に成る様に考えられているそうだ。
外江には現在は立派な水門があり。この時は閉っていて水が全然無かった。
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その分逆の内江は水量豊富である。良く都江堰を代表する写真とされているつり橋を通り向こう岸へ渡るが観光シーズンでもあり人が多く揺れる揺れる。子供達は大はしゃぎであるって言うかむしろ揺らしている勢いだ。糞ガキ止めろ! |
渡り終えて見てみるとこの橋は300人までokで今は145人との表示がある。窮屈に感じたがこれで約半分か・・・。300人乗ったらさぞかし不愉快かつ危険だろうな |
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さあ最後は二王廟へ参ろう。都江堰建設を指揮した李冰と、その死後に完成させた李二郎の親子を後世の人々が祀った場所である。大地震でかなりの被害があったそうだが見学時には修繕されていた。
ふと二王廟近くにあったこの絵が目に入った。何と言うか壮大な印象を受けた、四川におけるこの水利事業の貢献度が伺いしれた。しかも紀元前と言うのだから恐れ入る古代中国恐るべし。 |
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都江堰の観光も終了と言う事でバスターミナルへ戻り成都への帰路につく。明日で成都旅行も終了か・・・。しかしその前にパンダだ!
成都旅行記part2に続く