中国の歩き方-中国旅行記

集安、通化旅行記

丸都山城、禹山貴族墓地、好太王碑、将軍墳、太王陵、玉皇山

集安


2011年3月
吉林省:集安


大連から近い様で遠い場所。北朝鮮との国境都市。高句麗の都だった場所である。観光資源としては高句麗に関するものが多く世界遺産に指定され注目の場所だ。

目的地:高句麗前期の都城と古墳(世界遺産)
通化→集安→通化

大連から夕方発の快速列車の軟臥でまずは通化へ出発。しかし北京行きの列車に比べたら平野なのにずいぶんゆっくり走る牽引車の質が悪いのだろうか?。 快速 軟臥 中国列車
中国列車 切符売り場 朝7時到着。到着後すぐ次の日夕方発の帰りの切符を買いに行く。これで売り切れなら帰りは楽しい長距離バスでの旅路になるガクブルです。幸い何事も無く軟臥が買えた。
通化長距離バスセンター 通化長距離バスセンター
朝ごはんを取った後に駅前から徒歩10分位の場所の長距離バスセンターへ行く。目指すは集安だ。走りながら乗客を拾っていく通路に座らせ寿司づめ状態になりつつ2時間位走り到着。
集安 翠園ホテル 到着後はバスセンターのすぐ近くにある翠園ホテルへチェックイン今日は集安に泊り明日のお昼前に通化に戻る予定だ。久々の☆付きホテルだ。しかし休むまもなくすぐに観光へ旅立つ。タクシーをチャーターして一気に集安世界遺産を総なめだ。
まずは丸都山城へ。山城の名前通り山の中にある、戦争の避難地として造られたそうだ。しかしここは入口辺の道路が舗装されていないので揺れる揺れる。チャーターしたタクシーも傷が付いたら 悪いから少し遠いけど歩こうかなと思ったがすでに半ばまで来てしまったので行くしかない状態に・・・。仮にも世界遺産なんだし舗装位しようよ!。 集安 丸都山城
集安 丸都山城 今は正に廃墟状態だがかつてはこの瓦礫の上が立派な門に成っていたと思うとロマンを感じる。天然の要塞、丸都山城か良いな。
見張り台跡。ここを見て防衛要塞だった当時の様子を思い描く。ここまで攻め込まれてる状態なら相当の危機的状況だろう。他に墓地を見学して次の場所へ 集安 丸都山城
集安 禹山貴族墓地 次は禹山貴族墓地。名前通りの高句麗の王族、貴族墓地群だ。6世紀末から7世紀に造られたものらしい
特記すべき点としては古墳内部を見学できる事だ。内部には壁画があり、ライトで照らし係員がガイドしてくれる。四神(朱雀、白虎、朱雀、玄武)の画は日本と関わりがあるかもしれない。 大変貴重なものを見れるとは不覚にも少し感動した。しかし貴重なものだけに保存には気つけてほしい。 集安 禹山貴族墓地
広開土王 好太王碑 次は好太王碑へ行く。好太王(広開土王)の墓碑で興味深いのは謎の4世紀の日本を探る数少ない情報資料という点だ。どの辺に倭に関する部分があるか探したが 何書いてるのか全く理解できず断念、何だが今回の旅は学的なものが多いな。
続いて同じ敷地内にある太王陵を見る。かなり崩れてしまっているが高句麗最盛期の王の陵墓らしく中々にでかい。ちなみに中も覗けるが空になっており何も無かった。 集安 太王陵
集安 将軍墳 どんどん行こう。次は将軍墳だ。その姿はまさに東洋のピラミット。中は盗掘されているらしいが外は奇麗なものだ。将軍とあるが実際は王が埋葬されている。埋葬されているのは長寿王と推測されているがはハッキリとは確定していないらしい。タクシーの運ちゃんもここは良いだろというだけはある立派なものだ。
集安 将軍墳 将軍墳の敷地内にはもう一つ陵墓がある。小さく崩れてしまっているが将軍墳の埋葬者の妃の墓だろうとされている。
最後に博物館へ行こうとしたが残念ながら閉っていた。ここでタクシーのチャーターは終了!思ったよりサクサク終わってしまった。 集安博物館
集安国内城跡 散歩がてら国内城遺跡も見物。
集安国内城跡公園 ホテルの前には国内城遺跡公園がある。遺跡らしきものは目の前の石だけ!
さらに散歩続行!開発中なのかゴーストタウンなのか分からないがショッピング街になりそうだ。辺境都市も絶賛開発中だ 集安
北朝鮮レストラン さあいっぱい歩いたので夕食にしよう。国境の街と言えば北朝鮮レストランだ。やっぱり北朝鮮のキムチうまいな。夕食を取り今日はお休みです。
次の日朝食は朝ケンタッキーにしよう。わたしゃ豆乳が好きなのです。 中国 朝ケンタッキー
集安 北朝鮮 集安 北朝鮮
さて通化に戻る前に北朝鮮でも見学するか。丹東に比べると向こうが何も無い為かあまり国境のにおいを感じない。さあ戻るか今日の夕方には 通化発の大連行き列車に乗らなくてはならない。長距離バスセンターから通化へ戻るがすんなり行かないのがここ中国の常識。 帰りのバスで乗務員が客と言い争い始めた。何でもある客の運賃が足りないから金払えと言っている。100%客が悪いパターンだが中々払わない。金を持ってないのか 頭にきたのか知らないが迷惑この上ない。運転手も怒ってもうお前降りろと言ってるが客も運賃高いと言ってなお渋っている。車が動かないので遂に乗客も降りろと言いだして 問題の客も遂に陥落支払った。金あるんじゃんさっさと払えよ(怒)。アクシデントがあったものの通化に到着。
イスラム寺院モスク ここは観光場所は玉皇山しかない無いのでのんびり昼食を取って行こうとしたら珍しいモノが・・・。イスラム教の寺院モスクである。中には入れないようなので外から見学 回族はみんな来るものなのかな?
通化 玉皇山 通化 玉皇山
次こそ玉皇山へ行く。大きな公園で無料で入れる寺院や子供が喜びそうな遊戯施設等市民の憩いの場所になっている。まあ道教の寺院を見学して時間を潰した。
そして夕方に大連行きの列車に乗り今回の旅も終了。教科書で習う高句麗をまじかで見れたのは得難い経験をさせてもらった。こんな辺境な場所にも世界遺産が有るのだから 中国の観光力はすごいとしか言いようがない。いくら時間があっても見きれないわ。 中国 列車
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