中国の歩き方-中国旅行記

蘇州号乗船記

上海国際船


2008年2月
上海



言わずと知れた大都市上海。この国際都市にはさまざまな国の飛行機が運航して日本線も各都市充実しているがここには飛行機以外にも国際便がある!
船内の写真が無い為こちらを参考にどうぞ:上海フェリー


上海に来て1年半初の春節日本一時帰国と言う事で金は無いけど休みで時間はある状態だったので船旅を選ぶ。近くの旅行店にチケットを買いに行くもいまいち要領を得ないので直接事務所のある金岸大厦に行きチケット購入!船は蘇州号と言い上海と大阪南港と結び火曜の11時に出港して木曜の9時到着約46時間の超長船旅になる。
上海フェリー 蘇州号 出発は黄浦江の上海フェリー乗り場になる。部屋は一等室、部屋の同居人はおっちゃん、にーちゃんの2人の日本人。出発前にデッキにあがり記念写真。左にあるものも何処行きのかは忘れたが国際線豪華客船。
船から見た東方明珠塔。頻繁に見ていたものだったがこういう特殊な場所からの眺めはやはり格別である。 上海フェリー 蘇州号 東方明珠塔
とデッキで心躍らせていると船内に出発のアナウンスが響き渡る。初日は黄浦江から長江へ出て東シナ海に。のんびりとした動きで出発進行。川なので波も無く船酔いも無く快適そのものである。室内で中国生活について談笑しながら夜には春節と言う事もありレストランでパーティも行われた。ビールでほろ酔い加減になり就寝する。
上海フェリー 蘇州号 東シナ海 と朝起きると昨日と打って変って船が揺れる揺れる。昨日までは長江河口で穏やかなものだったがここはもはや外洋大海原そのものである。まともに歩けないのでこうなったら部屋に籠って寝てようと決意するがしかし折角の一等室なので・・・今日のノルマは風呂に入る事とする。一等室以上は展望風呂に入れるのだこれが乗る前から楽しみの一つだったので何としても入らねばと入るが揺れで風呂の水もが右往左往と波打ってる、波のある風呂とはさすが船旅である。
風呂も入ったし後は波が穏やかになるまで大人しくしてようと昼寝する・・・。と夜になると波が落ち着いてきてそれとともに船内が活気づく。どこからともなく関門海峡だと声が聞こえてくる。外に出て見ると微妙にライトアップした橋がありさらに周りもか細い光が散らばっている。一気に日本に帰ってきた実感が生まれた。 上海フェリー 蘇州号
上海フェリー 蘇州号 明石海峡大橋 船はさらに明石海峡大橋を渡り大阪を目指す。
昼前に予定通り大阪に到着。長かったし辛かったし楽しかったし奇麗だった色々な感情がある船旅だったが終わってみれば良い経験になった。日本で休みを堪能しよう! 上海フェリー 蘇州号
と休みも満喫してあっという間にまた上海行きに乗る日がやってきた(笑)上海→大阪は出稼ぎに行く中国人や時間に余裕のある日本人が主な客層の様に見えたが逆は中国人嫁が子供を連れて里帰りや今からまさに冒険に行く気満々な日本人が目に着いた。
上海フェリー 蘇州号 上海フェリー 蘇州号
夕日が沈む瀬戸内海、奇麗だ。
上海フェリー 蘇州号 と東シナ海も過ぎいよいよ上海近海に到達。もう海の色も茶色に変わっているが海の色はともかくやはり奇麗。船旅の良さはやっぱり朝焼け、夕焼けの景色にある。
楊浦大橋。もう黄浦江に戻り着いたも同然だ。 上海フェリー 蘇州号
行きと同じ波止場に到着。長い長~い船旅もここに終了。中々往復4日を移動だけに費やす機会は無いだけにとてもこの船旅は貴重な記憶になっている。もし日本に完全帰国する時もし時間に余裕があればまた乗りたいものだ。
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